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美大に進学していたので、絵の描ける仕事を探して就職活動をしていました。 もともとゲームが好きで、映像制作会社やゲーム会社を何社か受けましたが、コーエーはその中で歴史物の作品が多くて興味があったのと、また会社説明会が印象的だったので、ここで働いてみたい。と思いました。
アクションゲームやRPGに登場するキャラクターのモデリングを担当してきました。 設定画をもとに、人や動物、武器などの小物などを3D上で造形、彩色するのが主な仕事です。入社して最初の仕事は、RPGで使われる武器のデザインとモデリングでした。3D初心者だった私は覚えることが山積みで、とくに最初の一年は思うように認められる作品が出来ずに苦労した記憶があります。大きな声ではいえませんが、一頭の馬のおなかがうまく描けず一週間費やしたあげくにOKが出なくて、結局使われなかった…ということもありました。 とはいえものづくりの楽しさにかけては、ゲーム業界は群を抜いていると思います。最初に感動したのは、自分の作ったヤリのモデルがTVの画面に表示されて、ゲーム機のコントローラで自由に操作出来たことでした。これでお金をもらえるなんて幸せだと心底思いました。 そうしたモデルはいずれゲームに組み込まれるわけですが、それ以外にも攻略記事に画像が掲載されたり、キャラクターグッズに使われるなど、自分が担当した仕事が目に見えるかたちで残るのも、この職種ならではの喜びだとおもいます。(私も自分が最初に作った武器が載っている雑誌の切り抜きを、両親と祖母に見せた後大切に保管しています。)でも一番うれしいのはやはりユーザーさんからの声です。あのゲームの誰それはカッコいい、かわいい、といった評判は、社内のどんな評価よりもやる気につながっています。それまでの苦労が吹き飛ぶ瞬間です。 人の目に触れる機会が多い物を制作する点で気苦労も多いですが、それだけに評価を受けた時はやってよかったと思える仕事だと思います。
今はとにかく、誰からも認められるような技術を身につけたいです。ユーザーの皆さんにお金を出してゲームを買ってもらっているわけですから、その期待に応えられる物を作って行きたいと思っています。また、日頃から物事を観察して、自分の中に引き出しをたくさん持っておきたいです。
私の場合は、いい先輩に恵まれたことが一番の幸運でした。就職活動中はいろんな会社を訪ねて現場で働く人に会い、3年後、10年後にこんな人のようになりたい!と思えるような人のいる会社を選ぶと良いのでは。